高山右近資料館 ギャラリー・ジュスト

本行寺を訪ねてきました。

館長は先ほど、知り合いの方々と一緒に七尾市にあります本行寺に出かけてまいりました。

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本行寺にはたくさんの高山右近やキリシタンに関係する遺物、遺品などが保存されています。
ご住職の小崎學圓さんと久しぶりにお会いすることもでき、とてもうれしい時間を過ごさせていただきました。

本行寺は高山右近や加賀・能登のキリシタンがどうであったのかを知るための非常に重要な場所です。
珍しい遺物や遺品が拝見できることも素晴らしいのですが、このお寺が歴史上に果たされた役割があったればこその今があるということを、いろいろな物事から感じられる場所です。

今回の訪問でとても興味深かったのは右近の残した刀とその鍔です。
鍔には十字の形に出来上がっているだけではなく、小さな「アンデレクロス」と呼ばれる刻まれた文様がありました。写真に撮ってくるのを忘れて見入ってしまいましたけれど単にアンデレクロスだという以上に、もしかしたらギリシャ語のΧ(キー)とΡ(ロー)を組み合わせた文様ではないかとも思えたら、鳥肌が立ってしまいました。これは刀の鍔に十字架とキリストの言葉を合わせたものを組み入れているわけです。
ご住職が言われた「キリスト教でも仏教でも祈る心は同じだ」と言う言葉にはとても感銘を受けました。
わずかな滞在時間ではありましたけれど、本行寺に出かけた者たち一同、かつて命を懸けて信仰を守ってきたキリシタンたちとその知恵の深さを表す遺物を拝見させていただけたことや
ご住職の説明に感激して帰宅することが出来ました。
写真は本行寺のご住職と館長のツーショット。ご住職に掲載の許可をいただいております。
またその横にある銅像は高山右近若かりしときの銅像です。

どうぞ、興味のある方は本行寺にお出かけください。

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