高山右近資料館 ギャラリー・ジュスト

横山家のご子孫、ご来館!

皆様、うれしいお話です。

先日、事前にお約束をいただいてギャラリーにご来館してくださいましたお客様が何と!加賀八家の一家である横山家のご子孫でした。

お話をする時間はわずかではありましたけれど、ご自身のルーツをたどるべく金沢にお越しになられたそうです。

お母上様が信仰を持たれ、自分も同じ道を歩まれているとのこと、とてもうれしく思いました。

これで、館長が知る限り、高山右近とかかわりの深い横山家のご子孫の中に、キリスト教の信仰をもっておられる方が3人以上となりました。

高山右近がキリシタンとして金沢に26年間滞在したことで、加賀がキリシタン王国となったのにその後の徳川幕府によるキリスト教禁教政策のため、建前はお寺の支配下にいることにして信仰を守り通そうとした人々がおられたからこそ、七尾の本行寺様が管理されているキリシタンの遺物があるわけです。その後、形を変えて信仰の思いをいろいろな形に表わそうとした先人たちのご苦労を、本行寺やカトリック金沢教会にありますキリシタンたちの遺物を見るにつけ深く思わされてきました。

加えて、金沢にかかわりのある方々の中に、信仰を持とうとされた人々が起こされているということはこれも高山右近あったればこそなのかなどと、館長は一人悦に入っております。

先だって、テレビで七尾の本行寺様のお祭りである「アニマ祭」の様子が放映されていました。番組の内容はローカル局の特集と言う形で、10分足らずの内容ではありますが七尾の本行寺様が所蔵されているキリシタンたちの遺物を映しておりました。

館長は何度もご住職様から聞いてきたお話ではありますが、何度聞いても心が躍るお話でした。

今年の「アニマ祭」にはどうしても駆けつけることが出来ませんでしたけれど、来年こそは参加させていただきたいと願わされました。

【今日の一枚】


どくだみは繁殖力が旺盛で庭の厄介者扱いになることが多いですが、特徴的な花が十字架に見えるということで海外ではわざわざ教会などに植えられるそうです。

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