高山右近資料館 ギャラリー・ジュスト

おさんぽの会 惣構篇が実施されました。

さる、9月24日(土)に、ギャラリーの秋の行事の一つ、「おさんぽの会」惣構篇を実施いたし
ました。小雨の降るなかではありましたが、元気よく参加者と一緒に金沢城の周囲に張り巡らさ
れた外堀の一種、「惣構」のうち、「東内惣構」と「西内惣構」の分岐までを歩いてまいりまし
た。

今は昔の面影がほとんどなくなってはいますが、それでも一部は露出して水が流れている様子
を確認することが出来ました。昔なら幅が6メートルから10メートル、深さは3メートル、そし
てお城寄りに掘った土を土居にして壁とした様子を見ることも出来たのでしょうが、敵が攻撃す
ることの無い平和な時代では無用とは言わなくとも往時の必要性も無くなり、埋め立てられてし
まっているところが金沢には各所あります。

惣構は全部で4筋あり、東西にそれぞれ内、外の惣構が金沢城の周囲を巡らせています。今は
水が流れる惣構ですが、出来上がった当初は空堀でした。それが辰巳用水が1631年の金沢の
大火で多くの建物が失われたことをきっかけに作られましたが、その時にこの惣構にも水が引か
れていきました。金沢にお越しの時にはぜひこの惣構にもご注目くださって、高山右近のスキル
の高さをその目でご確認ください。

 

今後のギャラリー・ジュストでのイベントについては
以下をご覧ください。

2022年のギャラリー・ジュスト年間予定

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